2018年 03月 13日
原発のない社会へ 2018 びわこ集会の報告です♪ |
3月11日(日)、原発のない社会へ 2018びわこ集会が開催されました。
1000人以上の参加で講演、ライブ、集会、デモが行われ、原発をなくす決意をかためあいました♪
原発事故が起きたら大変なことになるよ、というお話。三井の「警鐘」に耳を傾けないと、比良は「亡雪」、石山も「終月」になってしまう…↓
お昼から会場は参加者でいっぱいになりました ↓
滋賀アクションのブースでは展示とお菓子販売の店のほか、改憲NO! 3000万人署名コーナーをつくりました ↓
■連帯あいさつ 米原市長 平尾道雄さん↓
ある方が訴えていた。復興という言葉の中に私たちの被害がおおいかくされている、と。人権と言論を弾圧した戦前への回帰を、民意の力でゆるしてはならない。みんなの夢を持ち寄って平和な社会をつくっていこう…
ある方が訴えていた。復興という言葉の中に私たちの被害がおおいかくされている、と。人権と言論を弾圧した戦前への回帰を、民意の力でゆるしてはならない。みんなの夢を持ち寄って平和な社会をつくっていこう…
■元愛荘町長 村西俊雄さんの連帯あいさつ ↓
外務大臣 河野太郎の有識者会議が原発やめる提言をしている。幅広い市民の行動と声が原発ゼロへの原動力になる…
■基調報告は皆さんおなじみの井戸謙一弁護士です。以下、その一部を紹介します ↓
原発はいらないという市民の意識は、ほぼ定着したといってよい。ほとんどの世論調査で再稼働反対は賛成の約2倍。原発ゼロを主張する意見は、即時ゼロといずれゼロを足せば、7割から8割に達します。
(にもかかわらず)原子力ムラが経済的合理性のない原発にしがみつくのは何故でしょうか。電力会社は当面の利益を確保するためであり、その周囲にいる人たちは原発による利益のおこぼれに与りたいからであり、政府は、核兵器を持つ能力を保持したいためにほかなりません。
核の軍事利用と平和利用は裏表です。日本で核の平和利用を辞めさせるためには、軍事利用を断念させなければなりません。
(にもかかわらず)原子力ムラが経済的合理性のない原発にしがみつくのは何故でしょうか。電力会社は当面の利益を確保するためであり、その周囲にいる人たちは原発による利益のおこぼれに与りたいからであり、政府は、核兵器を持つ能力を保持したいためにほかなりません。
核の軍事利用と平和利用は裏表です。日本で核の平和利用を辞めさせるためには、軍事利用を断念させなければなりません。
被ばくはどんなに低線量であっても、その線量に応じた健康被害のリスクがあること、子どもは大人よりもはるかに被ばくに対する感受性が高いことは世界の共通認識です。私たちは、被ばく問題に対する正確な認識を持たなくてはなりません。今の被ばく政策がこのまままかり通れば、他の原発、例えば若狭湾の原発で事故があったときにも同じ被ばく政策がそのまま適用されるからです。政府が被ばく線量が年20ミリシーベルトを下回ると判断すれば、避難させてもらえません。今、放射能安全神話を梃子にして、福島の汚染土壌が全国にばらまかれようとしています。一億総被ばくという状況が作り出されようとしているのです。
(福島沖で被ばくした米空母ロナルド・レーガン乗組員らの)原告団長のリンゼイ・クーパーさん、まだ20代の女性ですが、こう言ってくれています。「放射線の影響を受けた福島第一原発周辺の日本の人々も必要な補償を受けられていないと聞いています。私たちの訴訟が先例となって、そうした日本の人々の助けとなる『傘』のようなものになればと思っています。」。この言葉は、私たち一人一人に突き刺さります。
次の世代のために、将来の世代のために、この地球の生きとし生けるもののために、まずこの1年間、力を尽くしましょう。そして、また、来年、このびわこ集会に集いましょう。
■福島県南相馬市から避難生活をされている青田恵子さん
「私は避難者でなく難民にさせられた」と訴える詩を紹介されました。
■集会の終わりにみんなでコール
キケンな原発いますぐとめろ! 全ての原発 廃炉・廃炉! 老朽原発とくべつ危険!
キケンな原発いますぐとめろ! 全ての原発 廃炉・廃炉! 老朽原発とくべつ危険!
■旧大津パルコまでパレードに出発♪ 原発うごかす総理はいらない! 関西電力 再稼働やめろ!
忘れない フクシマ まもりたい いのちとびわ湖
原発のない社会へ 2018びわこ集会 アピール
今日からちょうど7年前に東日本大震災が発生しました。私たちは亡くなられた方がたに心からの哀悼の念を表するとともに、被災者の苦難に心を寄せています。福島第一原発事故では今なお原子力緊急事態宣言は解除されず、大気中や海中に放射性物質が放出され続けています。事故原因の究明も進まず、廃炉の見通しも立っていません。福島第一原発で働く労働者は、劣悪な労働環境の下で、被ばく労働を強いられています。
この1年、原発のない社会をめざす運動は一進一退でした。大阪高裁は昨年3月、大津地裁の関西電力高浜原発3、4号機の運転を差し止め仮処分決定を取り消し、高浜原発3、4号機は再稼働しました。大飯原発3、4号機もまもなく再稼働させようとしています。他方、大飯1、2号機は廃炉が決まりました。昨年12月に広島高裁は、高裁として初めて伊方原発3号機の運転差し止め仮処分を決定し、伊方原発3号機は動かせなくなりました。関西電力は、高浜1、2号機と美浜3号機のような危険な老朽炉の再稼働の準備を進めています。事故時に実効性のある避難計画はありません。これらの原発を1日も早い廃炉に追い込みましょう。
福島県では、甲状腺がんが見つかった子どもたちや健康異常を訴える人びとの数は増え続けています。昨年3月に帰還困難区域を除く避難指示区域がすべて解除されましたが、戻ったのは高齢者中心に2割以下です。自宅に戻れない多くの避難者は、経済的・精神的に追い詰められています。放射線も平常時よりはるかに高いにもかかわらず、避難者支援が打ち切られ、帰還が強要されています。今後も困難な状況にいる避難者をはじめ、被害者を支える運動を強めましょう。
原発推進がますます矛盾を広げる中で、安倍政権は原発に依存するエネルギー政策に固執しています。21兆円を超える原発事故の損害を、国民の税金や電気料金に上乗せして国民に転嫁しています。原発の高コストは否定できなくなり、今では原発推進の口実も電力会社の経営安定のためとしか言えなくなっています。高速増殖炉もんじゅの廃炉や青森県六ケ所村の核燃料再処理工場の不調により、原発稼働に伴う使用済み核燃料の再処理や処分方法は確立しておらず、原発敷地のプールに水冷保管しているだけで、今後の使用済み核燃料の増大に対応できません。関電は福井県の要望に応えるべく、使用済み核燃料の一時保管場所として、県外に中間貯蔵施設を建設することを目論んでいますが、中間とは名ばかりで、永久の核のゴミ捨て場になることは明らかです。滋賀県内はもちろんのこと、どこにも中間貯蔵施設を造らせてはいけません。原発ゼロ法案について国会の審議が深められるよう求めます。
今日、ここに集う私たちは、福島原発事故を忘れることなく、被災した人々と連帯を強め、原発のない社会をつくりあげる決意を新たにしています。圧倒的多数の原発ゼロを求める国民世論によって原発推進勢力を包囲、孤立させ、自治体とも手を取り合って、大飯原発再稼働を許さず、放射能からびわ湖を守り、私たちと子々孫々の生活を守りぬきましょう。
大飯原発の再稼働反対。
高浜原発の稼働を停止させよう。
高浜・美浜の老朽原発の再稼働反対。
すべての原発再稼働反対。新増設反対。
原発輸出をやめさせよう。
避難者の住宅支援を復活させよう。
すべての原発を廃炉へ。
by nonukes_shiga
| 2018-03-13 20:59
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