2016年 06月 30日
6月29日、大津市議会傍聴報告です |
6月29日(水)、大津市議会本会議で、私らが提出していた2つの請願書が審議されました。
「運転開始から40年を超える老朽原発である高浜原発1、2号機の再稼働を認めないよう求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願」と
「米軍属による女性殺害事件に対する沖縄県民の怒りを共有する立場から、在沖米軍基地の整理・縮小と辺野古新基地建設計画の断念を求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願」です。
※2つの請願書全文は6月6日のブログをごらんください。
以下、傍聴報告です♪
【委員長報告】
22日の総務常任委員会で2つとも賛成少数だったので、不採択すべきものとなったことが常任委員長から報告されました。
【討論】
発言は共産党の岸本議員による、委員長報告への反対討論のみでした。
発言主旨 (共産党 岸本議員)
原子力規制委員会は40年を越える老朽化原発、高浜1・2号機の運転期間延長を認可した。
しかし、原子炉は高エネルギーの中性子を浴び続けることで、もろく粘り強さを失い、事故などで緊急炉心冷却装置が作動した場合、ガラスのように割れる危険性がある。その上、老朽原発は技術や設計の古さも指摘されている。
福島原発事故後、原発の運転期間を40年と定めたのは、老朽原発の経年劣化を少なくするためであり、今回の決定は原則を骨抜きにするものである。
安倍首相は世界一厳しい基準と言うが、難燃ケーブルでないケーブルも防火シートで覆えば認めるなど、出来る範囲のことをやれば、規制委員会は認めてしまうという姿勢だ。
しかも以前から、委員長は基準に適合したか否かの判断で安全性を保証するものでないと発言している。審査内容も、手続きも責任の所在は全く曖昧だ。
よって、本請願を不採択とした委員長報告には反対する。
米軍属による女性暴行・殺人事件を受けて「県民大会」は予想を超えて65000人が参加した。
復帰後の沖縄県で起きた米軍構成員による犯罪件数は2015年末時点で5896件にものぼる。
背景として、イラクやアフガニスタンなど戦地派兵のストレスに加え、新兵教育で女性を蔑む言葉を叫ぶよう強要される等、米軍の女性蔑視の体質がある。
太平洋戦争末期、本土の捨て石にされ、唯一の地上戦となった沖縄戦から71年、復帰してからも40年が経つ。日米両政府は事件・事故が起きるたびに「綱紀粛正」「再発防止」を徹底すると釈明するが、実行したためしがない。「怒りは限界を超えた」「海兵隊は撤去を」県民大会で、掲げられたプラカードは、米軍基地がある故の事故や事件に県民の怒りが限界に達しつつあること、これ以上県民が犠牲になる基地負担は許されないことを示している。
根本的な問題は、国土面積の0.6%の沖縄に74%も在日米軍専用施設があることであり、求められるのは海兵隊の削減、基地の大幅縮小・撤去、日米地位協定の抜本的な見直し、辺野古新基地建設の断念である。
よって、これらを求めた本請願を不採択とした委員長報告に反対する。
【採決】
採決は、草野議員が病欠のため、議長を除く36人で諮られました。
◆請願3号「老朽化した高浜原発1・2号機・・・」の請願
賛成 志成会3人、共産党5人、嘉田議員、河村議員で合計10人。
◆請願4号「沖縄の米軍基地・・・」
賛成 共産党5人、嘉田議員で合計6人。
賛成少数のため、残念ながらどちらも不採択となりました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
賛同してくださった議員のみなさん、応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
市民の代表である議員のみなさまにおかれましては、多くの市民の気持ちを市民の代表としてもっともっと代弁していただき、行動していただくように切に願っています。今後ともよろしくおねがいします。
「運転開始から40年を超える老朽原発である高浜原発1、2号機の再稼働を認めないよう求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願」と
「米軍属による女性殺害事件に対する沖縄県民の怒りを共有する立場から、在沖米軍基地の整理・縮小と辺野古新基地建設計画の断念を求める旨の意見書の提出を求めることに関する請願」です。
※2つの請願書全文は6月6日のブログをごらんください。
【委員長報告】
22日の総務常任委員会で2つとも賛成少数だったので、不採択すべきものとなったことが常任委員長から報告されました。
【討論】
発言は共産党の岸本議員による、委員長報告への反対討論のみでした。
発言主旨 (共産党 岸本議員)
原子力規制委員会は40年を越える老朽化原発、高浜1・2号機の運転期間延長を認可した。
しかし、原子炉は高エネルギーの中性子を浴び続けることで、もろく粘り強さを失い、事故などで緊急炉心冷却装置が作動した場合、ガラスのように割れる危険性がある。その上、老朽原発は技術や設計の古さも指摘されている。
福島原発事故後、原発の運転期間を40年と定めたのは、老朽原発の経年劣化を少なくするためであり、今回の決定は原則を骨抜きにするものである。
安倍首相は世界一厳しい基準と言うが、難燃ケーブルでないケーブルも防火シートで覆えば認めるなど、出来る範囲のことをやれば、規制委員会は認めてしまうという姿勢だ。
しかも以前から、委員長は基準に適合したか否かの判断で安全性を保証するものでないと発言している。審査内容も、手続きも責任の所在は全く曖昧だ。
よって、本請願を不採択とした委員長報告には反対する。
米軍属による女性暴行・殺人事件を受けて「県民大会」は予想を超えて65000人が参加した。
復帰後の沖縄県で起きた米軍構成員による犯罪件数は2015年末時点で5896件にものぼる。
背景として、イラクやアフガニスタンなど戦地派兵のストレスに加え、新兵教育で女性を蔑む言葉を叫ぶよう強要される等、米軍の女性蔑視の体質がある。
太平洋戦争末期、本土の捨て石にされ、唯一の地上戦となった沖縄戦から71年、復帰してからも40年が経つ。日米両政府は事件・事故が起きるたびに「綱紀粛正」「再発防止」を徹底すると釈明するが、実行したためしがない。「怒りは限界を超えた」「海兵隊は撤去を」県民大会で、掲げられたプラカードは、米軍基地がある故の事故や事件に県民の怒りが限界に達しつつあること、これ以上県民が犠牲になる基地負担は許されないことを示している。
根本的な問題は、国土面積の0.6%の沖縄に74%も在日米軍専用施設があることであり、求められるのは海兵隊の削減、基地の大幅縮小・撤去、日米地位協定の抜本的な見直し、辺野古新基地建設の断念である。
よって、これらを求めた本請願を不採択とした委員長報告に反対する。
【採決】
採決は、草野議員が病欠のため、議長を除く36人で諮られました。
◆請願3号「老朽化した高浜原発1・2号機・・・」の請願
賛成 志成会3人、共産党5人、嘉田議員、河村議員で合計10人。
◆請願4号「沖縄の米軍基地・・・」
賛成 共産党5人、嘉田議員で合計6人。
賛成少数のため、残念ながらどちらも不採択となりました。
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賛同してくださった議員のみなさん、応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
市民の代表である議員のみなさまにおかれましては、多くの市民の気持ちを市民の代表としてもっともっと代弁していただき、行動していただくように切に願っています。今後ともよろしくおねがいします。
by nonukes_shiga
| 2016-06-30 20:09
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