2016年 05月 28日
集会のお知らせ 「美浜を原発のない町へ!」 |
集会「美浜を原発のない町へ!」
と き:6月11日(土) 2 時より 参加費:無料
ところ:美浜町保健福祉センターはあとぴあ
(美浜町役場隣り)
講 演:福井原発訴訟滋賀弁護団長 井戸謙一さん
若狭の原発を考える会 木原壯林さん
主 催:「美浜を原発のない町へ!」実行委員会
【ご賛同、ご参加のお願い】
美浜町は、原発の運転開始から40年以上が経過し、関西電力原子力事業本部も立地していることから関西電力の支配がいきとどいている地域です。
住民は、原発利益共同体の影響力が強い生活環境の下で、原発に対する不安な想いを表現することができません。原発に対してモノがいえない、傍観者とならざるを得ない状態で暮らしています。
かつて、戦争に突き進んだ社会情勢や独裁者をうみだしてきた国際情勢を考えれば、住民がモノをいえない社会環境というのは、戦争や独裁者に対して、積極的に推進していなくても、結果的に推進しているのと同じことにされてしまいます。
私たち住民が、不安や反対の気持ちを自由に表現できなければ、戦争や独裁政治、原発も、やめさせることはできません。
美浜町では、福島第一原発事故以降も住民運動が起こっていません。住民は、原発に対する不安や反対の想いを表現できず、かつての戦争や独裁者をうみだしてきた社会情勢と同じ環境にあります。
私たちは、すべての原発を廃炉にし、原発のない町づくりを提案していくことによって、住民のみなさんが、町づくりに対して自由な表現をおこない、原発利益共同体からの抑圧を受けない社会環境をつくりたいと考えています。また、原発がなくなった後の町づくりに対しても、しっかり責任を持つ提案をおこなっていきます。
美浜原発3号機は、1976年3月15日に運転を開始し、運転開始から40年を超える老朽原発です。
2004年8月9日には、二次冷却系の復水系配管が通常運転中に破裂する事故が発生し、4名の作業員が全身やけどを負い亡くなりました。
また、美浜原発は、大きな地震を引き起こす活断層に囲まれた敦賀半島に立地し、3号機の直下にも4本の破砕帯が存在しています。学術的にも不適な場所に立地する世界一危険な原発です。
さらに、住民の避難についても、美浜町は、北に海、南の滋賀県に抜ける幹線道路がなく、原発が存在する東西にしか避難できません。
若狭湾に立地する原発の同時多発事故や原子力複合災害にも弱く、避難に要する時間は、県の試算で約13時間、規制庁の試算で約26時間となっています。県内の自治体の中で最も避難が困難な地域です。
このように危険な老朽原発が、今年の11月に廃炉か否かの重要な局面を迎えています。美浜3号機が廃炉になれば、美浜町は原発ゼロの町になります。
しかし、国や規制委員会、関西電力、町行政、町議会は、住民運動が起こらないことを良いことに、稼働に向けての準備を着実に進めています。
「美浜を原発のない町へ!原発のない町づくりを考えよう」は、美浜町で初めて取り組まれる住民の想いを込めた大きな住民運動です。また、美浜町から原発をなくす分岐点となる重要なたたかいでもあります。
私たちは、この集会で、原発に対してモノがいえない住民を励ましたいと考えています。
住民運動によるこの重要なたたかいに、どうか、みなさまの力を貸してください。よろしくお願いします。
チラシのPDFファイルはこちら→「美浜を原発のない町へ!」チラシ(PDF)
by nonukes_shiga
| 2016-05-28 13:54
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