2017年 11月 19日
大飯原発動かすな! 滋賀集会 が開催されました♪ |
11月19日(日)、大飯原発動かすな! 滋賀集会が開催されました。
集会では毎日新聞社記者で小浜通信部長をされている高橋一隆さんの講演がありました。
来年の1、3月に大飯3、4号機が再稼働されようとしている最中です。今、原発立地において、今までなかったこと、「あってはならないこと」つまり異変が起きているのです。
異変とは、「原発銀座」若狭の真っただ中で「立地中の立地」とも言える高浜町音海区で、高浜原発運転延長反対の運動が起こっていることです。
音海区は高浜原発の脇を通り抜けた先の半島部分にあります。約50戸ほどの集落で高齢化、過疎化が進んでいます。
原発立地での取材は難しく「原発反対です」というコメントをとることができない。反対でも「反対」とは言えない雰囲気が原発立地にはあります。
その「立地中の立地」音海区が昨年12月、関電に「高浜原発の運転延長に反対する意見書」を提出しました。
※6月に高浜1、2号機の20年運転延長が決められたことに対し、「音海区民は行政や関西電力から何ら詳細な説明を受けていない」「…当時40年程度と聞いていた原発の寿命を60年まで延長するという重要な決定が、地元を軽視する形で進められたことに驚きと怒りを禁じえない」と批判し、以下、反対理由が書かれています。
大事なところを抜き出します。
「音海区では…過疎化が進んでいる状況にあるが、そもそも原発の地元地域は、原発とともに発展し、栄え、安全安心な場所であるべきはずなのに、福島の原発事故以降、原発の安全性に対する国民からの信頼は著しく低下し、更に老朽原発の延命がなされることで、原発に対する負のイメージが増幅され、ますます原発の地元地域に人が寄り付かず、ひいては音海区の衰退が加速することが予想される。」 最近はトラック運行で迷惑を被るばかり。「音海区民は、過去から原発との共生の道を選び、国策へ最大限協力してきた。そのような中で、原発を受け入れてきた地元の中の地元である音海区が衰退していくなどあってはならず、音海区民にとって何ら意義を見出せない高浜原発1、2号機の運転延長に強く反対するものである。」
(大事なところといいながら殆ど書き写してしまいました)
つまり、原発で街が栄えるというのはウソだったということですね。
そして、今年に入ってクレーンの横転事故がありました。関電は2週間、地元に何の説明もしなかったので、いよいよ関電はウソツキだということになって、今年の2月、関電に質問状を出しました。
音海区には「高浜原発 延長運転反対」の立て看板が3か所に立っています。のぼり旗もたちます。目で見てわかる文書、看板、のぼり旗に関電は震え上がります。
「立地中の立地」でこんなことになったのは原発施策始まって以来なかったことです。
はじめに声をあげたのは、都市部から退職して帰ってきた人たち。雰囲気の違い、息苦しさを感じたのです。
こんな声もー--電力会社に頼ってまちづくりしてきたのは恥ずかしいことだった、日本中のほとんどの人が良いと言わないことをやっていたんだ---。
国策は無策の始まりだ。「国策だから」と従っていく産業分野はとんでもない終焉を迎えるだろう。福島原発事故がその一端だった。にもかかわらず、まだやめようとしない。広島、長崎の原爆投下後にしか戦争をやめられなかったのと同じことをするつもりか。
「反対」と言うことができなかった原発立地で変化が起きています。背景には、福島事故後の世論の変化、原発とともに栄えるという虚構の崩壊があるでしょうが、何より「嘘は真に勝てない」ということでしょう。
原発立地で声を上げ始めた方々と共に、意思表示と行動をしていかなければと考えさせられました。
以上、高橋さんの講演の一部と感想でした。
講演の後はパレードに出発。
会場前で出発準備。70年ぶりの寒波?は大げさかも…だけど寒いです。
関電前を通過。風が強くなってきましたよ。
「大飯原発動かすな」「老朽原発を廃炉にしよう」「原発のない街づくりをしよう」とコール♪
元パルコ前まで皆さんお疲れさまでした。
すべての原発をなくすまで、皆さん、頑張りましょう♪
集会では毎日新聞社記者で小浜通信部長をされている高橋一隆さんの講演がありました。
異変とは、「原発銀座」若狭の真っただ中で「立地中の立地」とも言える高浜町音海区で、高浜原発運転延長反対の運動が起こっていることです。
音海区は高浜原発の脇を通り抜けた先の半島部分にあります。約50戸ほどの集落で高齢化、過疎化が進んでいます。
原発立地での取材は難しく「原発反対です」というコメントをとることができない。反対でも「反対」とは言えない雰囲気が原発立地にはあります。
※6月に高浜1、2号機の20年運転延長が決められたことに対し、「音海区民は行政や関西電力から何ら詳細な説明を受けていない」「…当時40年程度と聞いていた原発の寿命を60年まで延長するという重要な決定が、地元を軽視する形で進められたことに驚きと怒りを禁じえない」と批判し、以下、反対理由が書かれています。
大事なところを抜き出します。
「音海区では…過疎化が進んでいる状況にあるが、そもそも原発の地元地域は、原発とともに発展し、栄え、安全安心な場所であるべきはずなのに、福島の原発事故以降、原発の安全性に対する国民からの信頼は著しく低下し、更に老朽原発の延命がなされることで、原発に対する負のイメージが増幅され、ますます原発の地元地域に人が寄り付かず、ひいては音海区の衰退が加速することが予想される。」 最近はトラック運行で迷惑を被るばかり。「音海区民は、過去から原発との共生の道を選び、国策へ最大限協力してきた。そのような中で、原発を受け入れてきた地元の中の地元である音海区が衰退していくなどあってはならず、音海区民にとって何ら意義を見出せない高浜原発1、2号機の運転延長に強く反対するものである。」
(大事なところといいながら殆ど書き写してしまいました)
そして、今年に入ってクレーンの横転事故がありました。関電は2週間、地元に何の説明もしなかったので、いよいよ関電はウソツキだということになって、今年の2月、関電に質問状を出しました。
音海区には「高浜原発 延長運転反対」の立て看板が3か所に立っています。のぼり旗もたちます。目で見てわかる文書、看板、のぼり旗に関電は震え上がります。
「立地中の立地」でこんなことになったのは原発施策始まって以来なかったことです。
はじめに声をあげたのは、都市部から退職して帰ってきた人たち。雰囲気の違い、息苦しさを感じたのです。
こんな声もー--電力会社に頼ってまちづくりしてきたのは恥ずかしいことだった、日本中のほとんどの人が良いと言わないことをやっていたんだ---。
「反対」と言うことができなかった原発立地で変化が起きています。背景には、福島事故後の世論の変化、原発とともに栄えるという虚構の崩壊があるでしょうが、何より「嘘は真に勝てない」ということでしょう。
原発立地で声を上げ始めた方々と共に、意思表示と行動をしていかなければと考えさせられました。
以上、高橋さんの講演の一部と感想でした。
講演の後はパレードに出発。
会場前で出発準備。70年ぶりの寒波?は大げさかも…だけど寒いです。
「大飯原発動かすな」「老朽原発を廃炉にしよう」「原発のない街づくりをしよう」とコール♪
by nonukes_shiga
| 2017-11-19 22:52
|
Comments(0)