2015年 08月 03日
平和と民主主義をめざす全国交歓会の報告を少し♪ |
8月1日~2日、全国から「反原発」「戦争法反対」などの取り組みをしている人たちが集まり、「平和と民主主義をめざす全国交歓会」が東京で開催されました。
ステージの背景には、子を抱く母親の姿が描かれています。原発事故現場に近い牧場を訪れるなどして創作を続ける山内若菜さんの作。
問いかけるような子と、未来を見すえる母親の表情か印象に残ります。
国内外からのゲストの発言をいくつか紹介します。
イラクから参加のサミール・アディルさん。米軍による占領と闘い、市民メディア「SANAテレビ」を創設してきました。
サミールさんは、日本政府の海外派兵の狙いは明らかだ、と語りました。
イスラム国に人質を取られても対応しなかったのは、中東の石油権益が背景にあった。その石油権益のために、アメリカを中心とした同盟国の一員として戦争に加わろうとしているのだ。安倍政権の戦争政策を国際連帯の力で止めていこう。
(ステージの背景が暗くスポットライトがあたるので写真がこんなになります…)
アメリカから参加の「反戦イラク帰還兵の会」 リチャード・ストローダーさん。軍隊に入ると「非人間化プロセス」が始まる、と自らの体験を通して語りました。
18歳で入隊した海兵隊の新兵訓練では、いきなり地下室に連れ込まれ、殴る蹴るの暴行を受け、食物も与えられず、外部から遮断された。抵抗すればプロセスは再スタートされるので、恐怖に縛られ従順になるしかない。「Kill! Kill! Kill!」(殺せ、殺せ、殺せ)などと叫ばされる。こうして自我を奪われ、自分を軍隊の一部としてのみ捉えるように洗脳される。米軍は平和を守るヒーローだと思い込み、人を殺すことを誇らしく思うようになっていく…… 軍隊は真実を隠し、善意の若者を欺くものだ。
フィリピンの音楽家 ポール・ガランさん。戦争と貧困のない世界をめざしコンサートツアーを行っています。
日本の軍事力を海外に展開できるようすることに、フィリピンの人々は警戒を強め、皮肉な思いを込めて見ている。戦争法は、第二次大戦で日本軍の犠牲になったフィリピンをはじめアジア各国の人々への冒とくである。同時に原爆犠牲者への冒とくでもある。子どもたちを恐怖に陥れる戦争ではなく、福祉にお金を使うべきだ。
沖縄の彫刻家 金城 実さん。辺野古新基地建設反対の保守革新の枠を超えた「オール沖縄」はどうしてできたか。それは、人間の尊厳とプライドを安倍政権が踏みにじったからだ。
沖縄県那覇市在住の上間 芳子さん。米海兵隊基地、キャンプ瑞慶覧で働いていたことがある。普天間基地ゲート前行動など沖縄の反戦運動のリーダーの一人。
沖縄を「太平洋の要石」から転換しなければならない。辺野古の新基地は安保法制とつながっている。出撃基地を作ることが目的だ。それもすべて税金で。
戦争法と辺野古基地建設を止め、世界への攻撃を止めることはできる。子どもたちに明るい未来を残しましょう。 ↑沖縄の人たちは怒っています。しかし、戦争法や原発再稼働で尊厳を踏みにじられようとしているのは私たちも同じ。一緒に、もっともっと声を上げていきましょう♪
福島原発かながわ訴訟原告団の岩淵さん。家族を守りたいというのは当然の人間的感情ではないか。それが避難者住宅の無償提供だった。しかし、そんな思いさえも踏みにじるような国だったとは、悲しくてしかたがない。
韓国から参加したポップアーティスト 李 河(イ ハ)さん(写真右)ら。
数十年前、ドイツの独裁者は、支配権力の正当性が乏しかったので恐怖心をあおった。現在の日本の政治家たちも正当性が乏しいと見える。その一つが近隣の民族との関係を利用して恐怖心を助長するヘイトスピーチだ。権力者からすると国民を支配する一つの技術だ。しかし、こんな権力者たちは決して長続きしない。 原発によりプルトニウムをため込み、旭日旗の服を着た安倍首相が兵器をもてあそんでいる。太平洋戦争で日本軍がアジアで何をしたのか、そして1945年の敗戦と原爆をも忘れてしまったのか?
この子の瞳がこれから何を見るのか、この子にどんな未来を渡すのか、それは私たちの行動にかかっていますね。
取り急ぎ大会の一部を報告しました。みなさん、頑張りましょう♪
ステージの背景には、子を抱く母親の姿が描かれています。原発事故現場に近い牧場を訪れるなどして創作を続ける山内若菜さんの作。
問いかけるような子と、未来を見すえる母親の表情か印象に残ります。
国内外からのゲストの発言をいくつか紹介します。
サミールさんは、日本政府の海外派兵の狙いは明らかだ、と語りました。
イスラム国に人質を取られても対応しなかったのは、中東の石油権益が背景にあった。その石油権益のために、アメリカを中心とした同盟国の一員として戦争に加わろうとしているのだ。安倍政権の戦争政策を国際連帯の力で止めていこう。
(ステージの背景が暗くスポットライトがあたるので写真がこんなになります…)
18歳で入隊した海兵隊の新兵訓練では、いきなり地下室に連れ込まれ、殴る蹴るの暴行を受け、食物も与えられず、外部から遮断された。抵抗すればプロセスは再スタートされるので、恐怖に縛られ従順になるしかない。「Kill! Kill! Kill!」(殺せ、殺せ、殺せ)などと叫ばされる。こうして自我を奪われ、自分を軍隊の一部としてのみ捉えるように洗脳される。米軍は平和を守るヒーローだと思い込み、人を殺すことを誇らしく思うようになっていく…… 軍隊は真実を隠し、善意の若者を欺くものだ。
日本の軍事力を海外に展開できるようすることに、フィリピンの人々は警戒を強め、皮肉な思いを込めて見ている。戦争法は、第二次大戦で日本軍の犠牲になったフィリピンをはじめアジア各国の人々への冒とくである。同時に原爆犠牲者への冒とくでもある。子どもたちを恐怖に陥れる戦争ではなく、福祉にお金を使うべきだ。
沖縄を「太平洋の要石」から転換しなければならない。辺野古の新基地は安保法制とつながっている。出撃基地を作ることが目的だ。それもすべて税金で。
戦争法と辺野古基地建設を止め、世界への攻撃を止めることはできる。子どもたちに明るい未来を残しましょう。
数十年前、ドイツの独裁者は、支配権力の正当性が乏しかったので恐怖心をあおった。現在の日本の政治家たちも正当性が乏しいと見える。その一つが近隣の民族との関係を利用して恐怖心を助長するヘイトスピーチだ。権力者からすると国民を支配する一つの技術だ。しかし、こんな権力者たちは決して長続きしない。
取り急ぎ大会の一部を報告しました。みなさん、頑張りましょう♪
by nonukes_shiga
| 2015-08-03 22:55
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