2015年 06月 23日
大津市議会本会議・請願と意見書否決!傍聴報告(6/23) |
本日6月23日、大津市議会の本会議で提出していました請願とそれに関連する意見書について採決がされました。傍聴しましたのでご報告します。
請願の詳細は6月1日付の記事をご参照ください。
総務常任委員会委員長の近藤議員が、請願は賛成少数で不採択すべきものと決したと委員長報告。
私らの請願に関連して討論したのは、藤井議員(志成会)、石黒議員(共産党)の2名。
☆聞き取りメモです。聞き漏らし・聞き間違いはご容赦ください☆
藤井議員
《戦争法廃案請願(私らの請願ではなく、もう一つの戦争法廃案請願・類似しています)に賛成と言う立場での討論》
国民の生命・財産・自由がおかされるような事態についての法の整備は必要で、ホルムズ海峡でのシーレーンの安定は大事であるが、憲法やグレーゾーンの議論が不十分。より慎重にすべきだ。
石黒議員
《戦争法廃案請願に関して、賛成討論》
憲法9条の戦争放棄、戦力不保持に反していて市民は不安と危惧を抱いている。法の専門家は9条違反と言っているし、3人の憲法学者は3人とも憲法違反と言った。12日には4氏が「国策を誤ることになる」と表明した。自衛隊の活動について地理的制限をなくし、外国軍と一体化する。危険な活動だ。際川には駐屯地があり関係者が多く暮らしていて不安や危惧が広がっている。大津市から意見書を提出する意義は大きい。杉浦議員が関連して質問したが市の答弁は「国政の問題だ」と言った。存立危機事態対処では自治体が協力する措置を整えるとある。国会でも事態の中身が明らかになっていない。自治体も万全の措置を取る義務が課される。地方から声を上げることは大事。
《原発再稼働しないで請願に賛成討論》
4月14日の福井地裁での仮処分の差し止め決定は大きな意味がある。しかし、安倍政権と関電は推し進めようとしている。市民からは不安の声が上がっている。高浜原発に事故があれば大津市民とびわ湖は大きな被害を受ける。大津市もちゃんとした避難計画を立てることができていない。このことは市政の重要課題として位置付けるべきだ。
そして請願についての採決
原発請願に賛成したのは議長を除く37人中10人(共産党5名、志成会3名、維新1名、チーム大津1名)
戦争法請願に賛成したのは議長を除く37人中9人(共産党5名、志成会3名、チーム大津1名)
で、いずれも少数なので不採択でした。
原発では公明党が賛同してくれたことも今まではあったのに今回は反対の立場でした!!
それから、意見書案についての討論・採決もありましたのでご報告します。
全部で12本の意見書案がありましたが、戦争法案の慎重審議を求める意見書1本、戦争法案の撤回を求める意見書1本、高浜再稼働中止を求める意見書1本についてご報告します。
岸本議員(共産党)の討論
去年7月1日の閣議決定は従来の憲法解釈と整合性があり、個別的自衛権の範囲内だと言っていたが、日本が攻撃されていないのに武力行使を認めるのは違憲の戦争法案であることは明らか。日本を取り巻く安全保障環境の変容と言っているが、ホルムズ海峡の機雷もただちに危険があるわけではないと中谷防衛相は言っている。憲法学者がそろって憲法違反と明言しているのに「憲法の範囲内にある」とつっぱねたり、従来の解釈に固執することを批判したりするのは憲法を守る姿勢ではない。180度の転換になり、若者を殺し殺されることになるこの法案は撤回、廃案しかない。また、慎重審議を求める意見書についても、5月に法案が提出されてから全国の地方議会から提出されたのは116議会に達している。国会の95日の延長を決定したが、定められた会期でできなければ廃案にするべきで、議論すればするほど論理は破たんし国民の理解は遠のいている。今国会での成立に反対するということは一致しているので、賛成。
高橋議員(公明党)の討論
慎重審議を求める意見書、撤回を求める意見書に反対討論する。国会で議論しているのは、後方支援と武力行使を伴う活動の要件・手続きを定めている。いかなる状況でも切れ目ない対応としている。安全保障を取り巻く環境は変化し厳しさは増している。国際的テロの脅威があり、脅威は国境を越え一国のみでは対処できない。まず徹底した外交努力と十分な備え。いかなる危機でも切れ目なく対応する。自衛隊を無制限に海外に出すことに徹底的に追求し明らかにし、歯止めをかけた。新3要件を盛り込んだ。新3要件に該当するときに可能になるのはやむを得ない自衛で、一般的な集団的自衛権は認められない。歯止めをしている。懸念の指摘はあるがそのようなことはない。9条の下にあり戦争法案ではない。批判は誤った主張だ。憲法学者が憲法違反と言ったことが問題になっているが、説得力あるかがむしろ問題だ。(議場の湖誠会のほうから「すばらしい!」と不規則発言あり)
意見書の採決は
慎重審議の意見書は賛成が37人中15人(市民ネット5人、共産党5人、志成会3人、維新1人、チーム大津1人)
撤回意見書は賛成が37人中9人(共産党5人、志成会3人、チーム大津1人)
高浜再稼働中止意見書は賛成が37人中10人(共産党5人、志成会3人、維新1人、チーム大津1人)
で、いずれも賛成少数で否決されました。
以上のような結果でした。いずれも否決され残念なことですが、応援してくださったみなさん、ご尽力くださった議員さん、ありがとうございました!!
最後に、会派を構成する議員さんの名前を書きあげます。賛成した人、反対した人がこれでわかると思います。
次の選挙にお役立てください☆
<湖誠会 こ せ い か い > 17名
幹 事 長:竹内 照夫、副幹事長:武田 平吾、幹 事:竹内 基二、幹 事:八田 憲児、幹 事:川口 正徳、青山三四郎、伊藤 茂、北村 正二、桐田 真人、草野 聖地、幸光 正嗣、、近藤 眞弘、鷲見 達夫、津田 新三、中野 治郎。仲野 弘子、伴 孝昭
<大津市議会公明党議員団> 5名
幹 事 長:髙橋 健二、副幹事長:佐藤 弘、副幹事長:濵奥 修利、改田 勝彦、清水ひとみ
<市民ネット21> 5名
幹 事 長:船本 力、副幹事長:河井 昭成、幹 事:杉山 泰子、奥村 功、草川 肇
<日本共産党大津市会議員団> 5名
幹 事 長:杉浦 智子、副幹事長:石黒賀津子、幹 事:岸本 典子、立道 秀彦、林 まり
<志成会 し せい かい> 3名
幹 事 長:谷 祐治、副幹事長:藤井 哲也、山本 哲平
<大津維新の会> 1名
代 表:河村 浩史
<絆の会> 1名
代 表:西村 和典
<チーム大津> 1名
代 表:嘉田 修平
今後ともよろしくお願いします。
請願の詳細は6月1日付の記事をご参照ください。
総務常任委員会委員長の近藤議員が、請願は賛成少数で不採択すべきものと決したと委員長報告。
私らの請願に関連して討論したのは、藤井議員(志成会)、石黒議員(共産党)の2名。
☆聞き取りメモです。聞き漏らし・聞き間違いはご容赦ください☆
藤井議員
《戦争法廃案請願(私らの請願ではなく、もう一つの戦争法廃案請願・類似しています)に賛成と言う立場での討論》
国民の生命・財産・自由がおかされるような事態についての法の整備は必要で、ホルムズ海峡でのシーレーンの安定は大事であるが、憲法やグレーゾーンの議論が不十分。より慎重にすべきだ。
石黒議員
《戦争法廃案請願に関して、賛成討論》
憲法9条の戦争放棄、戦力不保持に反していて市民は不安と危惧を抱いている。法の専門家は9条違反と言っているし、3人の憲法学者は3人とも憲法違反と言った。12日には4氏が「国策を誤ることになる」と表明した。自衛隊の活動について地理的制限をなくし、外国軍と一体化する。危険な活動だ。際川には駐屯地があり関係者が多く暮らしていて不安や危惧が広がっている。大津市から意見書を提出する意義は大きい。杉浦議員が関連して質問したが市の答弁は「国政の問題だ」と言った。存立危機事態対処では自治体が協力する措置を整えるとある。国会でも事態の中身が明らかになっていない。自治体も万全の措置を取る義務が課される。地方から声を上げることは大事。
《原発再稼働しないで請願に賛成討論》
4月14日の福井地裁での仮処分の差し止め決定は大きな意味がある。しかし、安倍政権と関電は推し進めようとしている。市民からは不安の声が上がっている。高浜原発に事故があれば大津市民とびわ湖は大きな被害を受ける。大津市もちゃんとした避難計画を立てることができていない。このことは市政の重要課題として位置付けるべきだ。
そして請願についての採決
原発請願に賛成したのは議長を除く37人中10人(共産党5名、志成会3名、維新1名、チーム大津1名)
戦争法請願に賛成したのは議長を除く37人中9人(共産党5名、志成会3名、チーム大津1名)
で、いずれも少数なので不採択でした。
原発では公明党が賛同してくれたことも今まではあったのに今回は反対の立場でした!!
それから、意見書案についての討論・採決もありましたのでご報告します。
全部で12本の意見書案がありましたが、戦争法案の慎重審議を求める意見書1本、戦争法案の撤回を求める意見書1本、高浜再稼働中止を求める意見書1本についてご報告します。
岸本議員(共産党)の討論
去年7月1日の閣議決定は従来の憲法解釈と整合性があり、個別的自衛権の範囲内だと言っていたが、日本が攻撃されていないのに武力行使を認めるのは違憲の戦争法案であることは明らか。日本を取り巻く安全保障環境の変容と言っているが、ホルムズ海峡の機雷もただちに危険があるわけではないと中谷防衛相は言っている。憲法学者がそろって憲法違反と明言しているのに「憲法の範囲内にある」とつっぱねたり、従来の解釈に固執することを批判したりするのは憲法を守る姿勢ではない。180度の転換になり、若者を殺し殺されることになるこの法案は撤回、廃案しかない。また、慎重審議を求める意見書についても、5月に法案が提出されてから全国の地方議会から提出されたのは116議会に達している。国会の95日の延長を決定したが、定められた会期でできなければ廃案にするべきで、議論すればするほど論理は破たんし国民の理解は遠のいている。今国会での成立に反対するということは一致しているので、賛成。
高橋議員(公明党)の討論
慎重審議を求める意見書、撤回を求める意見書に反対討論する。国会で議論しているのは、後方支援と武力行使を伴う活動の要件・手続きを定めている。いかなる状況でも切れ目ない対応としている。安全保障を取り巻く環境は変化し厳しさは増している。国際的テロの脅威があり、脅威は国境を越え一国のみでは対処できない。まず徹底した外交努力と十分な備え。いかなる危機でも切れ目なく対応する。自衛隊を無制限に海外に出すことに徹底的に追求し明らかにし、歯止めをかけた。新3要件を盛り込んだ。新3要件に該当するときに可能になるのはやむを得ない自衛で、一般的な集団的自衛権は認められない。歯止めをしている。懸念の指摘はあるがそのようなことはない。9条の下にあり戦争法案ではない。批判は誤った主張だ。憲法学者が憲法違反と言ったことが問題になっているが、説得力あるかがむしろ問題だ。(議場の湖誠会のほうから「すばらしい!」と不規則発言あり)
意見書の採決は
慎重審議の意見書は賛成が37人中15人(市民ネット5人、共産党5人、志成会3人、維新1人、チーム大津1人)
撤回意見書は賛成が37人中9人(共産党5人、志成会3人、チーム大津1人)
高浜再稼働中止意見書は賛成が37人中10人(共産党5人、志成会3人、維新1人、チーム大津1人)
で、いずれも賛成少数で否決されました。
以上のような結果でした。いずれも否決され残念なことですが、応援してくださったみなさん、ご尽力くださった議員さん、ありがとうございました!!
最後に、会派を構成する議員さんの名前を書きあげます。賛成した人、反対した人がこれでわかると思います。
次の選挙にお役立てください☆
<湖誠会 こ せ い か い > 17名
幹 事 長:竹内 照夫、副幹事長:武田 平吾、幹 事:竹内 基二、幹 事:八田 憲児、幹 事:川口 正徳、青山三四郎、伊藤 茂、北村 正二、桐田 真人、草野 聖地、幸光 正嗣、、近藤 眞弘、鷲見 達夫、津田 新三、中野 治郎。仲野 弘子、伴 孝昭
<大津市議会公明党議員団> 5名
幹 事 長:髙橋 健二、副幹事長:佐藤 弘、副幹事長:濵奥 修利、改田 勝彦、清水ひとみ
<市民ネット21> 5名
幹 事 長:船本 力、副幹事長:河井 昭成、幹 事:杉山 泰子、奥村 功、草川 肇
<日本共産党大津市会議員団> 5名
幹 事 長:杉浦 智子、副幹事長:石黒賀津子、幹 事:岸本 典子、立道 秀彦、林 まり
<志成会 し せい かい> 3名
幹 事 長:谷 祐治、副幹事長:藤井 哲也、山本 哲平
<大津維新の会> 1名
代 表:河村 浩史
<絆の会> 1名
代 表:西村 和典
<チーム大津> 1名
代 表:嘉田 修平
今後ともよろしくお願いします。
by nonukes_shiga
| 2015-06-23 23:27
|
Comments(2)
Commented
by
caameehaameehaa
at 2015-07-20 08:10
意見書に賛成した人たちのお名前も記載したほうが良いんではないでしょうか。
今後の選挙における投票の参考に多いに役立つと思いますが。
今後の選挙における投票の参考に多いに役立つと思いますが。
0
Commented
by
nonukes_shiga at 2015-07-20 08:51
caameehaameehaa様
コメントありがとうございます。会派の名前でわかるだろうと思っていましたが、そうですね。
名前を載せます。そのほうが分かりやすいですね。
これからもがんばっていきましょう!!
コメントありがとうございます。会派の名前でわかるだろうと思っていましたが、そうですね。
名前を載せます。そのほうが分かりやすいですね。
これからもがんばっていきましょう!!