2014年 11月 11日
県知事の姿勢の違いが?! 2つの記事より |
原発に対する県知事の姿勢の違いを表す2つの記事を紹介します。
1つめは川内原発のある鹿児島県の伊藤知事。
「川内原発」再稼働を急ぐ鹿児島県知事と九電の“蜜月関係”
日刊ゲンダイ 2014年11月8日
→http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154793
鹿児島県の伊藤祐一郎知事が7日、九州電力「川内原発」の再稼働に同意する考えを明らかにした。福島原発事故後に作られた新規制基準の適合性審査を受けている全国13原発のうち、立地県の知事の同意は初めてだ。
再稼働に反対する約400人の県民が庁舎や議会棟に押しかける“厳戒ムード”の中で行われた会見で、伊藤知事は「状況を総合的に勘案し、再稼働はやむを得ない」と強調。“苦渋の決断”のようなそぶりだった。
ただ、「川内原発」は原子力規制委員会が新基準に適合すると判断したものの、工事計画の審査は継続中だ。伊藤知事は、安全性について「ある程度約束されるなら」なんて言っていた。だが、一度事故が起きれば「ある程度」の被害じゃ済まないから住民は猛反対しているのだ。「判断が拙速」との批判が続出している伊藤知事はどんな人物なのか。
「東大卒業後、旧自治省(現総務省)に入省。石川県の財政課長に出向し、北陸電力・志賀原発の立地計画に携わったことで原発に詳しくなったようです。知事は現在3期目で、県庁内では『原発知識は庁内で一番』といわれています」(鹿児島県政担当記者)
■九電は伊藤知事のパーティー券を購入
“原発通”のトップを電力会社が放っておくハズがない。案の定、伊藤知事と九州電力はズブズブの関係のようだ。
「九電は、伊藤知事の資金管理団体が08年4月に鹿児島市内で開いた資金パーティーの券を購入しています。09年には川内原発3号機の増設を県に申請する時期にミュージカルのチケットを知事に渡し、夫婦そろって観劇していたことが問題となりました。九電は『事実上の企業献金』との批判を受けて今はパーティー券購入などはやめているようですが、東電・柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な新潟県の泉田裕彦知事とは正反対です」(経済ジャーナリスト)
「原発いらない!九州実行委員会」の青柳行信氏はこう言う。
「伊藤知事は『再稼働の同意を得られた』と言っていますが、賛成派の意見を都合よくまとめているだけ。県民説明会の開催を要望しても聞く耳を持ちません。説明会を開けば、原発の問題点が逆に周知されるからです。だから再稼働を急ぐのでしょう」
会見は再稼働ありきの茶番に過ぎない。
2つめは柏崎刈羽原発のある新潟県の泉田知事。
柏崎原発再稼働「議論しない」 新潟県の泉田知事
京都新聞 2014年11月07日
→http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20141107000115
新潟県の泉田裕彦知事は7日、柏崎刈羽原発の再稼働を目指している東京電力との協議について「福島第1原発事故の検証と総括が終わらない限り、再稼働の議論はしない」と述べた。訪問先の経済産業省で記者団の質問に答えた。
泉田知事は、福島第1原発事故後、東電が炉心融解(メルトダウン)を「隠蔽していた」と指摘。「情報を正しく出せない組織と議論はできない。(東電は)本当に原発を運転する資格があるのか」と東電の経営体質を批判し、「(再稼働に向けた)手続きを含め、まったく(議論)できる段階ではない」と話した。(共同通信)
県知事という意味では同じ立場でも、これだけ違うことが言えるのです。違うことができるのです。
県民の命と生活を守る立場に立つのか、それとも…… 滋賀県知事は、新潟県の泉田知事のように、県民の立場に立って原発ノーを表明してほしいと思います。
琵琶湖岸の街路樹が鮮やかに色づいています。福井県の原発はすぐ近く。滋賀県知事の責任は重大です。鮮やかに原発反対を♪
11月13日(木)は滋賀県庁前座り込みです。午後4時から7時。
1つめは川内原発のある鹿児島県の伊藤知事。
「川内原発」再稼働を急ぐ鹿児島県知事と九電の“蜜月関係”
日刊ゲンダイ 2014年11月8日
→http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154793
鹿児島県の伊藤祐一郎知事が7日、九州電力「川内原発」の再稼働に同意する考えを明らかにした。福島原発事故後に作られた新規制基準の適合性審査を受けている全国13原発のうち、立地県の知事の同意は初めてだ。
再稼働に反対する約400人の県民が庁舎や議会棟に押しかける“厳戒ムード”の中で行われた会見で、伊藤知事は「状況を総合的に勘案し、再稼働はやむを得ない」と強調。“苦渋の決断”のようなそぶりだった。
ただ、「川内原発」は原子力規制委員会が新基準に適合すると判断したものの、工事計画の審査は継続中だ。伊藤知事は、安全性について「ある程度約束されるなら」なんて言っていた。だが、一度事故が起きれば「ある程度」の被害じゃ済まないから住民は猛反対しているのだ。「判断が拙速」との批判が続出している伊藤知事はどんな人物なのか。
「東大卒業後、旧自治省(現総務省)に入省。石川県の財政課長に出向し、北陸電力・志賀原発の立地計画に携わったことで原発に詳しくなったようです。知事は現在3期目で、県庁内では『原発知識は庁内で一番』といわれています」(鹿児島県政担当記者)
■九電は伊藤知事のパーティー券を購入
“原発通”のトップを電力会社が放っておくハズがない。案の定、伊藤知事と九州電力はズブズブの関係のようだ。
「九電は、伊藤知事の資金管理団体が08年4月に鹿児島市内で開いた資金パーティーの券を購入しています。09年には川内原発3号機の増設を県に申請する時期にミュージカルのチケットを知事に渡し、夫婦そろって観劇していたことが問題となりました。九電は『事実上の企業献金』との批判を受けて今はパーティー券購入などはやめているようですが、東電・柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な新潟県の泉田裕彦知事とは正反対です」(経済ジャーナリスト)
「原発いらない!九州実行委員会」の青柳行信氏はこう言う。
「伊藤知事は『再稼働の同意を得られた』と言っていますが、賛成派の意見を都合よくまとめているだけ。県民説明会の開催を要望しても聞く耳を持ちません。説明会を開けば、原発の問題点が逆に周知されるからです。だから再稼働を急ぐのでしょう」
会見は再稼働ありきの茶番に過ぎない。
2つめは柏崎刈羽原発のある新潟県の泉田知事。
柏崎原発再稼働「議論しない」 新潟県の泉田知事
京都新聞 2014年11月07日
→http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20141107000115
新潟県の泉田裕彦知事は7日、柏崎刈羽原発の再稼働を目指している東京電力との協議について「福島第1原発事故の検証と総括が終わらない限り、再稼働の議論はしない」と述べた。訪問先の経済産業省で記者団の質問に答えた。
泉田知事は、福島第1原発事故後、東電が炉心融解(メルトダウン)を「隠蔽していた」と指摘。「情報を正しく出せない組織と議論はできない。(東電は)本当に原発を運転する資格があるのか」と東電の経営体質を批判し、「(再稼働に向けた)手続きを含め、まったく(議論)できる段階ではない」と話した。(共同通信)
県知事という意味では同じ立場でも、これだけ違うことが言えるのです。違うことができるのです。
県民の命と生活を守る立場に立つのか、それとも…… 滋賀県知事は、新潟県の泉田知事のように、県民の立場に立って原発ノーを表明してほしいと思います。
11月13日(木)は滋賀県庁前座り込みです。午後4時から7時。
by nonukes_shiga
| 2014-11-11 20:59
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