2011年 12月 18日
大津市議会2本の請願否決!でも、まだこれからだ! |
皆様
大津市に提出していました、2本の請願は結果として否決されました。しかし、大津市への要請をはじめとして大津市や議会に対して議論させ、一石を投じたことは間違いなしですし、双方とも議会でも1/3近くの賛成を得たのも事実です。今後も実現するまでやり続けましょう!取り組む限り「負け」はありません。どちらが、市民の声を代表しているか、おのずと明らかだからです。
また、反対の根拠も勉強せず政府の言い分に唯々諾々と従い反対の理由も明らかにしないという(例えば、流通しているものは安全など、事実が破綻を宣告しているし、何より食品の「暫定基準」は「安全基準ではない」ことは政府に勧告権限を持つ機関である食品安全委員会も「リスク管理値としては適当ではなく、・・・緊急事態のもの」と認めているところです。だから安全ではないことは明らかです。それを勉強しようともしない)議会の「審議なし、討論なし」の驚くべき実態も変えていかねばならないと思います。
以下傍聴者の「声」も含めて報告です。
☆請願書作成から会派・議員要請や委員会傍聴をともにしたお母さんたちと傍聴しました。みんなは、「会派としての結論ありきの審議で、市民の代表とは程遠い」「会派拘束はおかしい」「反対の議員は国の言うことがすべて正しいという立場。市民のことは考えていない」と憤懣やるかたない意見。
放射能測定では常任委員会で態度を保留した市民ネット21(再稼働反対は政府与党ということと関電労組議員がいるという理由で、はなからダメ!)も、その会派名とは程遠い反対の結論を出しました。いいかげん目を覚ませ!と言いたくなります。(N)
なお、同時に他の方から出されていた「大津市原子力防災計画の策定請願」も否決されました。原子力防災計画を否決するなら支持している大津市長が求めている原子力安全協定も否定するという論理構造になります。なにを考えているのでしょうか!?
教育厚生常任委員会
12月12日(月)
学校・園の給食の放射能測定請願
はじまったと思ったら、まず、教育部長の前田氏が手を挙げ、「市場に流通してるのは暫定基準値を下回っており、安全。安全な食材使用しているので、その考えはない」と発言。先にそういう空気をつくってしまいました。
杉浦議員(共産)
「子どもは大人より影響する。内部被曝の問題等を考慮しないといけない。親の心配は広がっており、東日本中心に検査する動きとなっている。自治体の規模により色々だが新潟県、宇都宮、杉並区など。米や牛肉でも出ているし、粉ミルクの問題でも、業者が回収するなど、基準値以下でも危険だと問題視されている。保護者の心配にこたえ、給食に責任持つため、真摯に受け止め取り組み進めてほしい。」と賛成討論。
市民ネットの磯田議員
「大津市としてはそういう体制で衛生面など十分やられている。放射能は距離が離れてるし地産地消だ。国や県があり大津市。これから検討してどうしていくのかなどあるが、給食は週5回のことで、ほとんどは家庭で食するのであり、家庭での(食)生活についてもあるし、これについては議会でこれから検討していくし、これについては保留する」と保留表明。
この後、もう一度杉浦議員が食い下がって、子どもは大人よりも影響すること、等、話してくださいました。
そして採決は賛成1人(杉浦)で否決すべきと決まりました。
10人の議員で、2人は委員長、副委員長で採決に参加できない。8人の議員の中、たった一人、杉浦議員だけが手をあげ、他の議員はし~~~んと手を上げない様子をみて、色んなものがこみ上げてきました。
それまでの様々な議案は、全て7対1で可決。反対したのは杉浦氏。給食請願のみ、1対7で否決。賛成したのは杉浦氏。杉浦氏は共産党です。共産党には賛成しない。という、とっても幼稚なものが、委員会を左右しているのかと、思ってしまいます。(じゃあ、共産党に反対してもらったら、賛成とれるんやったらいいのにと、単純に考えてしまいたくなるほど)委員会の採決はとってもあっけないです。その採決の席までもっていくのに、手順もやっかいで、さまざまなことをせんならんのに、採決は1秒。あっという間です。「討論」になったこと自体、ものすごくめずらしいことみたいで、傍聴がなかったら、磯田氏の発言もなく、すっと否決していただろうとのことでした。(Y)
防災対策特別委員会
12月14日(水)
福井県の原発再稼働を許可しない意見書を求める請願
黄瀬議員(共産)
「福井は地震の恐れがあり老朽原発が多くきけん。福島事故の原因も不明で、ストレステストの審査基準は信頼できない。節電すれば電気は足りる。」
執行部 特になし
伴議員(湖誠会)
「反対。この冬、需給のギャップが生じる。再生可能エネルギーの活用は不十分。再稼働しないという判断は次期尚早。」
採決 賛成 佐々木、黄瀬(以上共産) 少数否決 (正副委員長含め12人)
大津市議会本会議
12月16日(金) 請願iに関する討論と採決
①学校・園給食放射能測定実施に関する請願
(討論)
杉浦議員(共産)
「福島事故以降東日本にとどまらない汚染が拡大し、食材や粉ミルクにまで放射性セシウムが検出されている。大人より子どもたちは影響が大きく内部被曝につながる。東日本を中心に放射能測定が始まっている。横浜、新潟、宇都宮、市川など。文部省も費用の1/2補助を打ち出した。大津市でも測定し結果を公表し市民の不安に応えるべき。」
古尾谷議員(風)
「前回の議会で学校給食の質問をしたが、その答弁は要するに流通しているものは安全というものであった。しかし、流通しているものから放射能が出ている。しかも放射能セシウムは半減期30年と長い。親の不安に応えるため、この請願は可決すべきである。」
(採決)
賛成 共産党(6) 清正会(2) みんなの党(1) 風(1) 惻隠(1) 計11人 少数のため否決(定数38)
②福井の原発再稼動を許可しない意見書を求める請願
(討論)
杉浦議員(共産)
「原発のある福井若狭は、地震発生の危険性の高い地域であり、築40年の老朽原発もある。津波対策は未だ未完であり、フクシマ事故の原因究明もされていない以上、ストレステストの審査をクリアしたとしても安全はクリアされない。請願を不採択とした委員長報告に反対する。」
藤井議員(みんなの党)
「みんなの党は脱原発と電力自由化を公表した。原発安全を確認し徹底した事実の公表を求めている。40年以上の老朽原発は廃炉にすべき。これは、今回の請願と思いを同じくするもの。採択を。」
(採決)
賛成 共産党(6) みんなの党(1) 清正会(2) 計9人 少数のため否決(定数38)
大津市に提出していました、2本の請願は結果として否決されました。しかし、大津市への要請をはじめとして大津市や議会に対して議論させ、一石を投じたことは間違いなしですし、双方とも議会でも1/3近くの賛成を得たのも事実です。今後も実現するまでやり続けましょう!取り組む限り「負け」はありません。どちらが、市民の声を代表しているか、おのずと明らかだからです。
また、反対の根拠も勉強せず政府の言い分に唯々諾々と従い反対の理由も明らかにしないという(例えば、流通しているものは安全など、事実が破綻を宣告しているし、何より食品の「暫定基準」は「安全基準ではない」ことは政府に勧告権限を持つ機関である食品安全委員会も「リスク管理値としては適当ではなく、・・・緊急事態のもの」と認めているところです。だから安全ではないことは明らかです。それを勉強しようともしない)議会の「審議なし、討論なし」の驚くべき実態も変えていかねばならないと思います。
以下傍聴者の「声」も含めて報告です。
☆請願書作成から会派・議員要請や委員会傍聴をともにしたお母さんたちと傍聴しました。みんなは、「会派としての結論ありきの審議で、市民の代表とは程遠い」「会派拘束はおかしい」「反対の議員は国の言うことがすべて正しいという立場。市民のことは考えていない」と憤懣やるかたない意見。
放射能測定では常任委員会で態度を保留した市民ネット21(再稼働反対は政府与党ということと関電労組議員がいるという理由で、はなからダメ!)も、その会派名とは程遠い反対の結論を出しました。いいかげん目を覚ませ!と言いたくなります。(N)
なお、同時に他の方から出されていた「大津市原子力防災計画の策定請願」も否決されました。原子力防災計画を否決するなら支持している大津市長が求めている原子力安全協定も否定するという論理構造になります。なにを考えているのでしょうか!?
教育厚生常任委員会
12月12日(月)
学校・園の給食の放射能測定請願
はじまったと思ったら、まず、教育部長の前田氏が手を挙げ、「市場に流通してるのは暫定基準値を下回っており、安全。安全な食材使用しているので、その考えはない」と発言。先にそういう空気をつくってしまいました。
杉浦議員(共産)
「子どもは大人より影響する。内部被曝の問題等を考慮しないといけない。親の心配は広がっており、東日本中心に検査する動きとなっている。自治体の規模により色々だが新潟県、宇都宮、杉並区など。米や牛肉でも出ているし、粉ミルクの問題でも、業者が回収するなど、基準値以下でも危険だと問題視されている。保護者の心配にこたえ、給食に責任持つため、真摯に受け止め取り組み進めてほしい。」と賛成討論。
市民ネットの磯田議員
「大津市としてはそういう体制で衛生面など十分やられている。放射能は距離が離れてるし地産地消だ。国や県があり大津市。これから検討してどうしていくのかなどあるが、給食は週5回のことで、ほとんどは家庭で食するのであり、家庭での(食)生活についてもあるし、これについては議会でこれから検討していくし、これについては保留する」と保留表明。
この後、もう一度杉浦議員が食い下がって、子どもは大人よりも影響すること、等、話してくださいました。
そして採決は賛成1人(杉浦)で否決すべきと決まりました。
10人の議員で、2人は委員長、副委員長で採決に参加できない。8人の議員の中、たった一人、杉浦議員だけが手をあげ、他の議員はし~~~んと手を上げない様子をみて、色んなものがこみ上げてきました。
それまでの様々な議案は、全て7対1で可決。反対したのは杉浦氏。給食請願のみ、1対7で否決。賛成したのは杉浦氏。杉浦氏は共産党です。共産党には賛成しない。という、とっても幼稚なものが、委員会を左右しているのかと、思ってしまいます。(じゃあ、共産党に反対してもらったら、賛成とれるんやったらいいのにと、単純に考えてしまいたくなるほど)委員会の採決はとってもあっけないです。その採決の席までもっていくのに、手順もやっかいで、さまざまなことをせんならんのに、採決は1秒。あっという間です。「討論」になったこと自体、ものすごくめずらしいことみたいで、傍聴がなかったら、磯田氏の発言もなく、すっと否決していただろうとのことでした。(Y)
防災対策特別委員会
12月14日(水)
福井県の原発再稼働を許可しない意見書を求める請願
黄瀬議員(共産)
「福井は地震の恐れがあり老朽原発が多くきけん。福島事故の原因も不明で、ストレステストの審査基準は信頼できない。節電すれば電気は足りる。」
執行部 特になし
伴議員(湖誠会)
「反対。この冬、需給のギャップが生じる。再生可能エネルギーの活用は不十分。再稼働しないという判断は次期尚早。」
採決 賛成 佐々木、黄瀬(以上共産) 少数否決 (正副委員長含め12人)
大津市議会本会議
12月16日(金) 請願iに関する討論と採決
①学校・園給食放射能測定実施に関する請願
(討論)
杉浦議員(共産)
「福島事故以降東日本にとどまらない汚染が拡大し、食材や粉ミルクにまで放射性セシウムが検出されている。大人より子どもたちは影響が大きく内部被曝につながる。東日本を中心に放射能測定が始まっている。横浜、新潟、宇都宮、市川など。文部省も費用の1/2補助を打ち出した。大津市でも測定し結果を公表し市民の不安に応えるべき。」
古尾谷議員(風)
「前回の議会で学校給食の質問をしたが、その答弁は要するに流通しているものは安全というものであった。しかし、流通しているものから放射能が出ている。しかも放射能セシウムは半減期30年と長い。親の不安に応えるため、この請願は可決すべきである。」
(採決)
賛成 共産党(6) 清正会(2) みんなの党(1) 風(1) 惻隠(1) 計11人 少数のため否決(定数38)
②福井の原発再稼動を許可しない意見書を求める請願
(討論)
杉浦議員(共産)
「原発のある福井若狭は、地震発生の危険性の高い地域であり、築40年の老朽原発もある。津波対策は未だ未完であり、フクシマ事故の原因究明もされていない以上、ストレステストの審査をクリアしたとしても安全はクリアされない。請願を不採択とした委員長報告に反対する。」
藤井議員(みんなの党)
「みんなの党は脱原発と電力自由化を公表した。原発安全を確認し徹底した事実の公表を求めている。40年以上の老朽原発は廃炉にすべき。これは、今回の請願と思いを同じくするもの。採択を。」
(採決)
賛成 共産党(6) みんなの党(1) 清正会(2) 計9人 少数のため否決(定数38)
by nonukes_shiga
| 2011-12-18 01:19
| 行動報告 動画
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